作品概要

ヘロデ王の審判席を去るマリアムネ》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1887年から1887年で、個人に所蔵されている。

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処刑される王妃

ヘロデ(前73?-前4)はユダヤ民族を支配した王でヘロデ朝を創設した人物だが、猜疑心が強く、妻マリアムネをはじめ息子や縁者など多くの人物を殺害した。マリアムネ(?-前29)はヘロデ大王の2番目の妻である。美しいことで知られており、ヘロデはマリアムネを妻たちの中でも特別愛していたが、ヘロデの妹サロメに陥れられ処刑されることになってしまった。

この絵画は、裁判の席でマリアムネが有罪を宣告され、処刑場へと向かう場面を描いた作品である。右側にはヘロデがうなだれて席に座り、その隣にサロメが立っている。マリアムネはその2人を睨みつけながら、裁判の席を後にしている。

妻を愛するあまりの悲劇

ヘロデは美しいマリアムネを溺愛するあまり、自分が死んだらマリアムネを殺すように、との指示を、彼の留守中にマリアムネの世話役となった男に伝えた。ヘロデはマリアムネが彼の死後に別の男と結婚することを恐れたのである。一方マリアムネは世話役の男にその話を聞かされ、ヘロデが自分を本当に愛しているのか疑問に思いはじめた。

ヘロデが帰ると、マリアムネは彼に冷たく接するようになった。かねてからマリアムネと仲の悪かったヘロデの妹サロメはこの機会を利用し、ヘロデがマリアムネに愛想を尽かすよう嘘の情報を流した上、マリアムネがヘロデを毒殺しようと計画していると訴えた。その結果、マリアムネは殺人未遂で裁判にかけられ、有罪となって処刑された。処刑された原因は、世話役だった叔父との密通を疑われたからとも言われている。ヘロデは何か月間も彼女の死を悲しんだという。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名ヘロデ王の審判席を去るマリアムネ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1887年 - 1887年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵個人 (不明)
  • 種類油彩
  • 高さ267cm
  • 横幅183.5cm
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