作品概要

家の守護神》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1880年から1880年で、個人に所蔵されている。

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祭壇での儀式

家の守護神の祭壇に捧げものをする少女たちが描かれている。1人は花の入ったかごを持ち、もう一人は水差しから杯に注いだ酒を捧げようとしている。祭壇には銅像が置かれ、その前には火鉢も置かれている。古代ローマの家の守護神、ラレスの祭壇での日常的な儀式を描いた絵画だと思われる。

古代ローマにおいて、ラレスと呼ばれる神々が家の守護神として信仰されていた。ラレスは2人の若く活発な男性とされることが多い。ラレスはその境界内で起こったこと全てを観察していて、そこで起こることに影響を及ぼし、その場所を守るものとされていた。家庭内だけでなく、道路や農業、町などの守護神ともされ、交差点に祠が置かれるなど古代ローマの人々の生活に欠かせない神々であった。

日常に密着した守護神

ラレス信仰は日々の生活に密着しており、家族で食事をする時には、ラレスの像がテーブルに置かれた。それだけでなく、結婚や子供の誕生など家庭の大事な出来事を見守る存在であり、ラレスの祭壇は社会生活や家族生活の宗教的な中心となっていた。

古代ローマの伝統的な家庭にはラレスの像が少なくとも1体はあり、他の神々と共に家の中の小さな祭壇に祭られていた。祭壇には神々の絵なども描かれた。家庭内の祭壇はララリウムと呼ばれ、小規模な家庭のララリウムは壁に作られたくぼみに像が置かれていたり、壁から突き出たタイル張りのものであったりした。祭壇の管理は家族の長である最年長の男性が行うものであったが、日々の管理は他の家族、特に召使に任せることが多かった。そのため、裕福な家庭ではララリウムは召使の部屋に置かれることが多かった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名家の守護神
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1880年 - 1880年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵個人 (不明)
  • 種類油彩
  • 高さ102.55cm
  • 横幅74.3cm
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