作品概要

ルーヴシエンヌ、サンジェルマンへの道》は、画家のカミーユ・ピサロによって制作された作品。制作年は1871年から1871年で、J・ポール・ゲティ美術館に所蔵されている。

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図像解説

この大きな水彩画は、特定の場所と季節を描いている。淡い茶色、黒、緑、青といった色調は、秋の風景を作り出している。雲に覆われたブルーグレーの空、木々のまばらな葉は、冬が近づいていることを感じさせる。荒れ果てた道路には人物や荷車がおり、道のむこうへと曲がっていく。

制作の背景

本作は、パリ西部の村、ルーヴシエンヌからサン=ジェルマン=アン=レーの町へ続く道を描いている。1870年代初めのピサロの風景画の多くは、ルーヴシエンヌ周辺の道を描いたものである。ピサロは1869年より、ルーヴシエンヌに断続的に住んでいた。そこにはクロード・モネ、アルフレッド・シスレー、ピエール・オーギュスト・ルノワールなどといった画家も住み、あるいは出入りしていた。

描写

1870年代初め、ピサロは、1850年代の画塾生時代に使用していた水彩画に戻り、新しく興ったばかりの印象派の絵画スタイルの模索を始めた。ピサロはまず黒いチョークを使って構図の輪郭を描いた。そして水彩で全体を塗ることで作品を完成させた。

ピサロは、ある領域に溜まることが可能な水彩特有の効果を本作で実験的に用いている。太い筆遣いを使って空を描き、より多くの絵の具を使用した小さな筆遣いで葉や図形を明確に表現した。

関連作品など

本作より一年ほど前に制作された絵画《ブージヴァルの家々》は同様の主題を描いているが、この二作品は違った効果を探求している。ここでは、光と空気の瞬間的な効果に焦点を当てており、さらに家々の幾何学的特性に重点を置いている。

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基本情報・編集情報

  • 画家カミーユ・ピサロ
  • 作品名ルーヴシエンヌ、サンジェルマンへの道
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1871年 - 1871年
  • 製作国フランス
  • 所蔵J・ポール・ゲティ美術館 (アメリカ)
  • 種類黒チョーク、水彩
  • 高さ30.2cm
  • 横幅49.2cm
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