作品概要

シデナムの丘近郊》は、画家のカミーユ・ピサロによって制作された作品。制作年は1871年から1871年で、キンベル美術館に所蔵されている。

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印象派を代表する画家

カミーユ・ピサロは、印象派を代表する画家の1人だった。1874年に第1回印象派展に参加し、全部で8回行われた印象派展すべてに作品を出展した唯一の画家だった。ピサロはまた、次世代の画家に強い影響を及ぼした謙虚で寛大な人間であり、セザンヌの言葉によれば「よき相談者であり、ほとんど神のような人」だった。

制作の背景

中景に鉄道が走るこの生き生きした風景画は、南ロンドンのロワー・ノーウッド近郊を描いたものである。視点は、ウエスト・ノーウッドの墓地を見下ろすシデナム・ヒル駅のすぐ北側である。

ピサロは1870年12月から翌年6月まで、妻ジュリーと二人の子供と共に、普仏戦争から逃れてロンドンに避難していた。プロイセン軍がパリを包囲した際、その混乱から脱出する必要性を感じたピサロは、母親と弟と協力してフランスから離れることを決めた。友人の画家モネもまた、1870年10月初めに、ロンドンのフランス亡命者のコロニーに到着していた。

ロンドンでは、ピサロはモネとともに美術館に赴き、ジョン・コンスタブルやウィリアム・ターナーの作品を研究した。ここで彼らが新しく触れた風景画たちが、フランスの印象派の道を開いていくことになった。

結婚の贈り物

緑色の葉が描かれていないことから、本作は春の初めに描かれたと考えられている。フレームには、「私の妻に C. Pissarro」と書かれ、本作が結婚の際の妻への贈り物だったことを示唆している。ピサロと彼の家の使用人であったジュリー・ヴレーは、1871年6月14日、フランスに帰国する直前に結婚した。

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基本情報・編集情報

  • 画家カミーユ・ピサロ
  • 作品名シデナムの丘近郊
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1871年 - 1871年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵キンベル美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ43.5cm
  • 横幅53.5cm
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