作品概要

フェリックス・ヴァロットン》は、画家のエドゥアール・ヴュイヤールによって制作された作品。制作年は1900年から1900年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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《フェリックス・ヴァロットン》は、19世紀から20世紀のフランスの画家であり、ナビ派のひとりにかぞえられるエドゥアール・ヴュイヤール(1868-1940)によって1900年に制作された油彩画である。フェリックス・ヴァロットンは、スイスの画家であり、グラフィック・アーティストでもある。

モデルは画家仲間

ヴューヤールもヴァロットンもナビ派のグループの一員で、親しい友人だった。本作から、ヴュイヤールが、親しみをこめて、気楽な雰囲気のなか、仲間の肖像を描いていることがわかる。

当時36歳だったヴァロットンは打ち解けた様子で椅子に座らずにサイド・テーブルに腰をかけている。場所はパリのミラン通り6番地にあるヴァロットンのアトリエだ。ハウス・スーツ(現代でいうスウェット・スーツ)というカジュアルな服装をしている。

図像解説

全体として温かみを感じさせる作品だが、モデルとなったヴァロットンは、腕を組んで、足を組んでいる。弁解がましく部屋の端に寄っている姿から控えめな印象を受ける。実際、社交的ではなく、彼自身が描く自画像からも内向的な性格が見てとれる。

また、表情からは諦めの色が浮かんでいる。まるで肖像画を描くのは自分のアイデアではない、気が進まないけれどモデルになっているんだ、といわんばかりだ。だが、面白いことに画面全体でみると、顔の表情は目立っていない。鑑賞者ははじめに赤い室内履きに目がいき、それから青いハウス・スーツを見る。顔が注目されるのは最後のほうだ。

多くのナビ派の画家のように、ヴュイヤードは肖像画と同じく、室内の装飾にも目を向けた。本作は両者を融合させて、画家である友人をアトリエで描いている。

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基本情報・編集情報

  • 画家エドゥアール・ヴュイヤール
  • 作品名フェリックス・ヴァロットン
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1900年 - 1900年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ63cm
  • 横幅49.5cm
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