作品概要

ライラックの木々》は、画家のエドゥアール・ヴュイヤールによって制作された作品。制作年は1899年から1899(1908年に画家本人による修正)年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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《ライラックの木々》は、19世紀から20世紀のフランスの画家であり、ナビ派のひとりにかぞえられるエドゥアール・ヴュイヤール(1868-1940)によって1907年から1908年にかけて制作されたテンペラ画である。

親しい友人をモデルに

1888年に、画面自体の秩序を追求するナビ派が結成され、エドゥアール・ヴュイヤールも所属した。1900年活動が中止になったあとも、モーリス・ドニ、ポール・セリュジエ、ピエール・ボナール、カー・サヴィア―・ロウセルとの交流を深め、支配的な要素から脱却した形と色を総合した作品を追求しつづけた。この野望は《ライラックの木々》によって達成された。

本作に配されている人物は、ヴュイヤールの親しい友人だ。画面右のモデルは、『白いレビュー』の創設者タデ・ナタンソンの妻であり、ナビ派の女神であったミシア・ナタンソンだ。画面左のモデルは、1899年にはナビ派の画家であるフェリックス・ヴァットロンだった。だが、後年になって修正した際に、人物が特定されないように曖昧に描き直されている。

依頼主・ビベスコ兄弟

1901年、アントワーヌ・ビベスコの兄弟とスペイン旅行の道中で、パリにあるふたりのアパルトマンの装飾を頼まれる。《ライラックの木々》からは依頼主たちの洗練された人物像がうかがえるように制作されている。

数年後、エマニュエル・ビベスコはヴュイヤールに、新居となるアパルトマンの食堂に飾る絵を2枚頼んだ。《小道》と《積みわら》である。いずれもフランスのオルセー美術館に所蔵されている。《ライラックの木々》とも調和する作品である。

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基本情報・編集情報

  • 画家エドゥアール・ヴュイヤール
  • 作品名ライラックの木々
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1899年 - 1899(1908年に画家本人による修正)年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類テンペラ
  • 高さ240cm
  • 横幅154.5cm
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