作品概要

エルミタージュの丘、ポントワーズ(1873年)》は、画家のカミーユ・ピサロによって制作された作品。制作年は1873年から1873年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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牧歌的風景画

カミーユ・ピサロは、1866年から1883年の間ポントワーズに居住していた。その首都近郊の田園風景を描くことで、初期の傑作と呼ばれる大規模な風景画たちを制作した。

ピサロの描く牧歌的な風景には、自然主義画家が感じ取る現実だけでなく、村人やきちんと世話の行き届いた庭園などで満ちている。それは、ニコラ・プッサンの寓意画から、ピサロとともに絵画制作をしたポール・セザンヌの初期キュビスム的風景画にまで及ぶ、フランスのアカデミーによる伝統的風景画の継続である。

描写

オワーズ川の険しい土手に沿ったポントワーズ周辺の起伏に富んだ地形は、独特な構図に恵まれ、ピサロのためにほとんど無尽蔵の主題を提供した。彼は特にそこにある田舎と都会の調和を好んだ。

青、緑、灰色、ベージュといった色調で彩られた細かい筆致の本作では、曲がった丘のラインと木々、建物の直線的な輪郭とのコントラストを描き出している。

ポントワーズ時代のピサロ

洗練された構図の驚くべき扱いは、このように表現された空間の奇妙な性質をさらに強調している。ピサロは頻繁に同じモチーフを描いた。本作の細部は、同じように馴染みのある風景をさまざまな光の効果のもとで描いたモネの作品に近いものがある。

しかし、ポントワーズ時代のピサロを表現するには、画家ポール・セザンヌとともに頻繁に絵画制作をしていたこと、そしてこうした接触がしばしば互いに影響をもたらしたことを念頭に置いておくことが重要である。

基本情報・編集情報

  • 画家カミーユ・ピサロ
  • 作品名エルミタージュの丘、ポントワーズ(1873年)
  • 制作年1873年-1873年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ61cm
  • 横幅73cm
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