作品概要

小道》は、画家のエドゥアール・ヴュイヤールによって制作された作品。制作年は1907年から1908年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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《小道》は、19世紀から20世紀のフランスの画家であり、ナビ派のひとりにかぞえられるエドゥアール・ヴュイヤール(1868-1940)によって1907年から1908年にかけて制作されたテンペラ画である。

変化の兆し

ヴュイヤールは、クロード・モネのような印象画の影響を強く受けながら、屋外の陽射しを利用した明るい色づかいで、作品を制作してきた。だが、1900年以降、ヴュイヤールの絵画は、新たな境地を迎える。《小道》は、その新しいスタイルが浮き彫りになっている。

本作は、プリンス・アントワーヌ・ビベスコとその兄のエマニュエル・ビベスコの依頼を受け、1900年から1908年に描き上げた3枚の装飾パネルのうちの1枚だ。(残りの2点は《ライラックの木々》と《積みわら》)陽射しが木々と下生えを照らすなか、小道に薄紫色のドレスをまとったリュシー・エセルがポーズをとっている。

モデルとの関係

当時、モデルとなったリュシーとヴュイヤールは、不倫関係だと噂されていた。画商であり、友人でもある彼女の夫のジョス・ヘッセルはそのような噂を気に留める様子がなかったので、自然とリュシーはヴュイヤールのお気に入りのモデルとなった。《小路》は、最も大きなサイズで、リュシーを描いている。

《積みわら》のように、画家は写真を撮ることで、絵画の構図の着想を得ていた。本作は、写真で見たものを再現するように、リュシーと愛犬、木のベンチ、小道を配している。だが、ヴュイヤールは写真を絵画に〝写し取った〟わけではない。多くの記憶を蘇らせるスケッチとして写真を扱っていた。

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基本情報・編集情報

  • 画家エドゥアール・ヴュイヤール
  • 作品名小道
  • 分類絵画
  • 制作年1907年-1908年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類テンペラ
  • 高さ230cm
  • 横幅164cm
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