作品概要

エルミタージュの庭の一角》は、画家のカミーユ・ピサロによって制作された作品。制作年は1877年から1877年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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田舎から都会へ

《エルミタージュの庭の一角》は、ピサロのおなじみの世界である田舎の風景から、モネの庭園のような、より洗練された都会的な対象物への移行を示している。このほぼ正方形の絵画では、それまでの農村や野菜畑、花などに取って代わり、魅力的な庭が描かれている。

1887年に息子リュシアンへの手紙に「文無しのブルジョア」と書いたピサロは、特定の社会階級に落ち着く人間ではなかった。ポントワーズの農民に囲まれながら、ピサロは田舎の隠遁者としては生きていなかった。彼は本作に描かれた、裕福な上流階級の人間であり共和党員でもあったマリア・ドレーム(1828-1894)の財産であったこの家を、ルノワールとモネの作品で見ただけでなく、元々知っていた。

図像解説

1876年頃、ピサロはこの広大な建物を囲む公園を何度も描いていたが、ここでは華やかな植物の陰、ベンチで遊んで会話をする小さな女の子たちを描いている。適切な距離で、彼は幼年時代の秘密と想像を楽しく描いている。二人の女の子は、コローの作品のように、多くのねじれた線を編成する形式的なデザインの焦点となっている。

右側には、画面に巧みな不均衡を創り出している建物がちらりと見える。このような要素は、セザンヌの強い影響が認められる構成の強固さを妨げるものではない。2人の画家はこの時期に一緒に絵画制作をし、お互いに影響を与え合っていた。簡潔で活気に満ちた色の層、特に絵の表面で揺れる茂みの緑色で顕著な色の使用方法は、この明確で不朽な協力の証である。

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基本情報・編集情報

  • 画家カミーユ・ピサロ
  • 作品名エルミタージュの庭の一角
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1877年 - 1877年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ55cm
  • 横幅46cm
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