作品概要

うちわを持つジャンヌ》は、画家のカミーユ・ピサロによって制作された作品。制作年は1873年から1873年で、アシュモレアン博物館に所蔵されている。

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《うちわを持つジャンヌ》は、カミーユ・ピサロによって1873年に制作された油彩画である。イギリス・オックスフォードにあるアシュモレアン博物館に所蔵されている。

早世した末娘ジャンヌの肖像画

「ミネット」と呼ばれていたジャンヌ・ラシュルは、1865年に生まれたピサロの末娘であった。結核を患っており、ゴッホの主治医としても知られるポール・ガシェ医師のもとで治療を行っていたが、1874年4月6日、ポントワーズにて8歳で死亡した。

描写

ピサロは妻と子どもの肖像画を大量に描いたが、この徐々に衰えていく娘の姿を描いた肖像画は、最も痛ましいものの一つである。描かれているジャンヌは8歳、死の数ヶ月前の姿である。

ピサロは彼女が屋外で遊ぶ姿でははなく、室内のストーブのそばに座った姿を描いている。ジャンヌの美しさや愛しさ、繊細さとともに、日本のうちわを持った姿は、ピサロの日本美術への関心の高さを描き出している。

同じく印象派の画家であるルノワールによる有名な絵画《うちわを持つ少女》が描かれるのは、この作品の約十年後のことである。当時、ジャポニズムを代表するアイテムとしてうちわが大流行していた。

浮世絵の影響

ピサロは奇妙な角度の椅子にジャンヌを座らせ、首をかしげさせている。これはピサロや印象派の画家たちに影響をもたらした日本の浮世絵の非対称な構成を取り入れたものである。落ち着いた色彩や実験的な試みは、場面に暖かさを与えている。

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基本情報・編集情報

  • 画家カミーユ・ピサロ
  • 作品名うちわを持つジャンヌ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1873年 - 1873年
  • 製作国フランス
  • 所蔵アシュモレアン博物館 (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ56cm
  • 横幅46.5cm
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