作品概要

赤い屋根、冬の効果》は、画家のカミーユ・ピサロによって制作された作品。制作年は1877年から1877年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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《赤い屋根、冬の効果》は、フランスの画家カミーユ・ピサロによって1877年に制作された油彩画である。オルセー美術館に所蔵されている。

ポントワーズの風景

本作は、画家が長年住んだパリ北西の村、ポントワーズにある、サン・ドニの丘を描いたものである。ピサロは1872年から1883年までポントワーズに住み、セザンヌやゴーギャンなどの画家とともに絵画制作をした。

描写

作品の空間は、キャンバスの表面に並行して連続している。したがって画面の奥行きは、描かれている対象物がだんだんと小さくなることによってシンプルに表現されている。赤から茶色に変化する屋根の斜面は、画面全体に広がっているようである。

前景の畑や植物、後景のサン・ドニの丘には同じ色調が見られる。太く厚く塗られた絵具は光を捕らえ、筆致を鮮やかに力強くし、画面の表面において大きな強度と動的効果を与えている。

同時に描かれたセザンヌの作品

この作品の制作時、ポール・セザンヌも同じ風景を描いている。しかし、セザンヌの描いた絵画《果樹園、サン・ドニの丘、ポントワーズ》は、上から眺める視点で描かれたものである。家や屋根は木のカーテンの後ろに消えており、色の効果はこの木々によって制限されている。

評価

ピサロは1877年に行われた第3回印象派展で本作を発表した。セザンヌは自分の作品を出展しなかったようである。ゆえにピサロの描いた本作は、「強くシンプルな筆致が印象深い、森に隠れた小さな家の美しい絵画である」と、批評家の賞賛を単独で受けることとなった。

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基本情報・編集情報

  • 画家カミーユ・ピサロ
  • 作品名赤い屋根、冬の効果
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1877年 - 1877年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ54.5cm
  • 横幅65.6cm
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