作品概要

自画像》は、画家のカミーユ・ピサロによって制作された作品。制作年は1873年から1873年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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歴史的背景

この自画像が描かれた1873年、ピサロは43歳であった。フランコ・プルシアン戦争が終わり、第1回印象派展が行われる一年前である。ピサロが希望に満ち、大胆な実験を行った時期であり、それまで彼の中にあった美術的な古い規範が新しく生まれ変わる時期でもあった。

「父なるピサロ」

カミーユ・ピサロは、他の印象派の画家たちにとって、よき協力者であり援助者であった。若い画家たちと長期間共に暮らして絵を描かせるようにした高い意欲、そしておそらく8人の子供の父親としての彼の役割が、親しみを込めて「Pere Pissarro(父なるピサロ)」と呼ばれていた所以だろう。

この自画像では、有名なひげや実物そっくりの描写で、賢く尊敬される父親らしい自身の姿を描いている。実際、画家ポール・セザンヌは、友人の美術商アンブロワーズ・ヴォラールに「ピサロは私の父のようだった。彼は相談相手であり、神のようだった」と手紙を書いている。

セザンヌと過ごした時期に描かれた自画像

この自画像は、ピサロがセザンヌとともに絵画制作をしていた時期に描かれたものである。ピサロは若きセザンヌを家に招き、印象主義の技法を伝え、印象派展に彼の作品を入れるよう強く推薦した。

二人で絵画制作をしていたこの時期は、どちらの画家にとっても、互いに影響を受け、技法が変化した時期であった。ピサロから学ぶことで、セザンヌは自身の使う色調に明るさを加え、黒を取り除くこととなった。

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基本情報・編集情報

  • 画家カミーユ・ピサロ
  • 作品名自画像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1873年 - 1873年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ55.5cm
  • 横幅46cm
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