作品概要

クリシーのガスタンク》は、画家のポール・シニャックによって制作された作品。制作年は1886年から1886年で、ビクトリア国立美術館に所蔵されている。

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《クリシーのガスタンク》は、フランスの新印象主義の最も重要な画家のひとりであるポール・シニャック(1863-1935)によって1886年に制作された油彩画である。現在はビクトリア国立美術館に所蔵されている。

新印象主義との出会い

モネのような画家に好まれた印象主義の理論を意識しながら、ジョルジュ・スーラの色彩理論を採用した。8回目の最後となる印象派展では、スーラの作品の横に自らの作品がかけられ、そこで従来の印象主義は終わりを迎え、新しい波が到来したことを知った。

スーラとは1884年に出会い、スーラの色彩理論に深く関心を抱くことになった。《クリシーのガスタンク》は、その影響を直接的に受けている。澄み切った空に斜めの筆触が交差するように重なっている。数種類の緑の粒で描かれた明るい草地。屋根には赤や茶色の斑点が水平方向に規則正しく並んでいる。

視覚混合と補色対比

本作では、新印象主義の特色である「視覚混合」と「補色対比」の効果を使用している。「視覚混合」とはパレット上で色を混ぜるのではなく、混ぜたい色を画面に点で並べて置き、網膜上に混合された色彩を作る。もう1つの「補色対比」は補色を配置することで特定の色を引き立たせる手法のことだ。

ガスタンクのある工業地域を題材にして、鮮やかな色調できらめくような視覚混合の効果を出している。また、屋根の赤と草地の緑、空の青と地面の黄色の配色は、色を際立たせる補色対比の効果を狙っている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ポール・シニャック
  • 作品名クリシーのガスタンク
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1886年 - 1886年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ビクトリア国立美術館 (オーストラリア)
  • 種類油彩
  • 高さ65.09cm
  • 横幅80.96cm
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