作品概要

マルセイユ港の入口》は、画家のポール・シニャックによって制作された作品。制作年は1911年から1911年で、カンティーニ美術館に所蔵されている。

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《マルセイユ港の入口》は、フランスの新印象派の代表的画家ポール・シニャック(1863-1935)によって1911年に制作された油彩画である。

色彩で遊ぶ

「新印象派のテクニックは、色と光の効果を最大限に発揮させるのがねらいだ。ウジェーヌ・ドラクロアの美しいタッチで描かれる嘆きのようにはっきり示されるものではない。絵画における敵とは灰色だ」と『ウジェーヌ・ドラクロアから新印象派主義まで』のなかでシニャック自身が語っている。

鮮やかなピンクとブルーを緑と紫とオレンジの斑紋とともに散りばめている。港の水面に反射する光の筋と空に浮かぶ雲の流れを表現している。シニャックの友人で画家のアンリ=エドモン・クロスは、「シニャックの絵画には色彩で遊んでいるようなまばゆい効果がある。それはちょうど宝石を組み合わせてうっとりするようなものだ」と述べている。

海を愛するシニャック

シニャックは都市の風景、港、海景をありのままに描いていた。だが、ジョルジュ・スーラの点描画法に傾倒してからは、絵の具から出したそのままの色を使い、同じ大きさの描点で構成していった。《マルセイユ港の入口》はシニャックの後期のスタイルにあてはまる。初期の頃はさまざまな色の筆の跡が見て取れたが、小さな長方形の点を無数に描いている。これによりモザイクの効果も生まれている。

海を愛し、自らもヨットを操縦したシニャックは、フランスのみならず、ヨーロッパじゅうを旅して、サン=トロペからイスタンブールまで多くの港まで描いた。それは普段はせわしく働いている漁港の理想的な光景で、画風はイギリスのロマン主義の画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーを想起させるとも言われている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ポール・シニャック
  • 作品名マルセイユ港の入口
  • 分類絵画
  • 制作年1911年-1911年
  • 製作国フランス
  • 所蔵カンティーニ美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ116.5cm
  • 横幅162.5cm
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