作品概要

深海》は、画家のエドワード・バーン=ジョーンズによって制作された作品。制作年は1887年から1887年で、フォッグ美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

笑顔の人魚が、若い男の裸の死体を海の底まで運んでいる。ねじれた姿勢、揺らめく灯り、モノクロームのぼんやりとしたこの作品は、水面下に広がる知らない世界を覗いているような気分を呼び起こす。バーン=ジョーンズは水中を正しく描写しようと決心し、画家ヘンリー・ホリデイから大きな水槽を借りて水で満たし、アトリエで本作を描く際に役立てた。

描写

《深海》は、人魚の不気味な場面を描いたというだけでなく、何より画家の技術を実証している。本作はまた、恐怖、欲望、致命的な誘惑の心理的探究として見ることもできる。

水彩やガッシュで描かれたこの作品は、バーン=ジョーンズが1886年にロイヤルアカデミーで展示した油彩画(現在、個人所蔵)の模写である。バーン=ジョーンズは通常、より急進的な展示場所であるグロスヴナー・ギャラリーで作品を展示していた。グロスヴナー・ギャラリーは、保守的なロイヤル・アカデミーに対抗して設立された。

隠された意味

最初に展示されたとき、絵は多くの難解な点を残した。絵画を理解するための明確な説明や、2人の人物についての直接的な描写もない。若者はなぜ死んだのか、人形は何をするつもりなのか、人魚は彼の死を知っているのか?

おそらく、この絵の最も難解な特徴は、人魚の顔のモナリザ・スマイルである。これは実際、画家のねらいの一部であった。彼はこの絵を「あいまい」な「暗示」であると表現している。この意味では、19世紀後半の象徴派活動と関連づけることができる。

図像解説

人魚は単に半人半魚であるだけでなく、太い胴やそして割れた筋肉などのエルフのような特徴も持っている。そしてバーン=ジョーンズの作品によく見られるように両性的である。

彼女は若者の身体に巻貝のようにからみつく。2つの体は非常にしっかりと結びついていて、ほとんど1つに見える。若者の足の形は、人魚のひれと似た形になっている。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家エドワード・バーン=ジョーンズ
  • 作品名深海
  • 分類絵画
  • 制作年1887年-1887年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵フォッグ美術館 (アメリカ)
  • 種類水彩、ガッシュ
  • 高さ197cm
  • 横幅76cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • 深海の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。