作品概要

エコーとナルキッソス》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1903年から1903年で、ウォーカー・アート・ギャラリーに所蔵されている。

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美少年と妖精

古代ローマの詩人オウィディウスによる著作『変身物語』の中の詩「エコーとナルキッソス」の一場面を描いたものである。水面に映った自身の姿を覗き見るナルキッソスと、それを見つめる妖精エコーの姿を描いている。周囲には、ナルキッソスが死んだ場所から生えたと言われている水仙の花が咲いている。

ウォーターハウスは、イギリスの画家。作風と取り上げる題材からラファエル前派と分類されることが多いが、正確には新古典主義の画家と言える。ロンドンにあるロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(王立芸術院)で毎年開催される展覧会に、1874年以降42年間に渡ってほぼ毎年作品を展示した。生涯で200点以上の絵画を制作し、その多くは神話、歴史、文学作品を題材としたものである。

自分の姿に恋して

《エコーとナルキッソス》は神話を題材とした作品である。『変身物語』では、ナルキッソスは河神ケピススと妖精リリオペの息子である。ケピススとリリオペは、ナルキッソスは自身の姿を見ることがなければ長生きするであろうと告げられていた。

美少年だったナルキッソスは妖精からも人間からも好かれたが、彼らからの求愛を全て断っていた。そのうちの1人が妖精のエコーで、ナルキッソスから拒絶されたことにショックを受けた彼女は、痩せ衰えて最後には声だけになってしまった。それを知った復讐の女神ネメシスは、ナルキッソスが水面に映った自分自身の姿に恋するようにした。ナルキッソスは水に映った自分を見つめ続けたため、死んでしまった。彼が死んだあとには水仙の花が咲いたという。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名エコーとナルキッソス
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1903年 - 1903年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ウォーカー・アート・ギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ109.2cm
  • 横幅189.2cm
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