作品概要

魔法をかけられた庭》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1916年から1917年で、レディ・リーヴァー美術館に所蔵されている。

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物語の一場面

『デカメロン』の中で語られる物語を描いた作品。同時期に描かれた同じ題材の作品として、《デカメロン(1916)》がある。

『デカメロン』は14世紀イタリアで書かれた、ジョヴァンニ・ボッカッチョによる物語集である。1348年、フィレンツェでは疫病のペストが大流行していた。それから逃れるために、若い7人の女と3人の男が田舎の邸宅に集まる。退屈しのぎに、各人が1日ひとつの物語を披露して、10日間を過ごした。「デカメロン」という言葉はギリシア語で「10日」を意味する。《魔法をかけられた庭》のエピソードは、10日目の第5話の物語に登場する。

左側に描かれている女性が主人公のディアノラである。ディアノラは右端に立っている男アンサルドに言い寄られており、困った彼女は、アンサルドが1月の庭を夏の花々と果物で覆うことができれば恋人になろうと約束する。だが、アンサルドは魔術師の力を借りてそれに成功してしまう。ディアノラが、夏の花が咲く庭を見て動揺する様子が読み取れる。この絵は作者の死の直前に製作され、未完となっている。

死の直前まで製作

ウォーターハウス(1849-1917)は、イギリスの画家。ギリシア神話やアーサー王伝説、シェイクスピア作品などを題材とした作品で知られ、生涯で200点以上の絵画を制作した。ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの会員として、同所の展覧会に1874年から死の直前の1916年までの間、ほぼ毎年作品を出展していた。晩年は癌と闘病しながら製作を続けた。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名魔法をかけられた庭
  • 制作年1916年-1917年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵レディ・リーヴァー美術館 (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ115.57cm
  • 横幅160.02cm
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