作品概要

魔女》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1911?年から1911?年で、個人に所蔵されている。

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人を獣に変える魔女

ギリシア神話の魔女キルケを描いた作品である。キルケについてはホメロスの叙事詩『オデュッセイア』でのエピソードが知られている。

キルケはアイアイエ島という孤島の鬱蒼とした森の中の屋敷に住んでおり、機織りをして暮らしている。彼女の石造りの家の周りには、奇妙におとなしい獣たちがうろついている。キルケは気に入らない人間を魔術で獣に変えていたのである。

オデュッセウスたちがキルケの住む島にたどり着いた時、彼の部下たちは彼女に出された食事を食べて、豚に変えられてしまった。それを知ったオデュッセウスは、ヘルメスにもらった薬草を使って魔術から身を守り、獣に変えられずに済んだ。その後オデュッセウスはキルケの恋人となり、島に1年間とどまったという。キルケはオデュッセウスの部下たちを元に戻し、彼らが島を離れる際には、その後の旅について助言を与えた。

森の中の屋敷で

この作品で描かれるキルケは、魔法の杖を握って肘をつき、物思いにふけっているように見える。テーブルの上には彼女が作ったであろう薬と、魔術についての本が置かれている。画面の左側にはヒョウが描かれている。キルケが獣に変えてしまった人間である。右奥には織機が置かれているのが見える。窓の外には鬱蒼とした森が広がっている。

ウォーターハウスはイギリスの画家で、神話や伝説、文学作品などに登場する女性を描いた作品で知られている。ウォーターハウスがキルケを描いたものには、この作品の他に、《オデュッセウスに杯を差し出すキルケ(1891)》《嫉妬に燃えるキルケ(1892)》がある。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名魔女
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1911?年 - 1911?年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵個人 (不明)
  • 種類油彩
  • 高さ76cm
  • 横幅110.5cm
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