作品概要

ティスベ》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1909年から1909年で、個人に所蔵されている。

詳細な画像を見る

悲恋物語

画家の後期の作品で、オウィディウスの『変身物語』に収録されているピュラモスとティスベの物語を題材にした作品である。壁の割れ目から愛する男の声を聴くティスベの姿を描いている。この物語はシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』のモチーフになったことでも知られている。

ピュラモスとティスベ

バビロンに住むピュラモスとティスベは互いに愛し合っていたが、両親に結婚を禁じられていた。両家が敵対関係にあったためである。バビロンの家は建物同士の壁がつながっていたため、隣同士だったピュラモスとティスベは壁の割れ目を通して愛をささやき合っていた。

ついに駆け落ちを決意した2人は、街はずれのニノスの墓所の近くの桑の木の下で会う約束をする。ティスベが先に到着したが、そこには狩りの直後で口を血まみれにしたライオンがいたため、怖くなって逃げ出した。その時に彼女は身に着けていたベールを落としてしまった。

ピュラモスが約束の場所に到着した時には、すでにティスベの姿はなく、彼女のベールだけが残されていた。彼はティスベが獣に襲われて死んだと思い込み、絶望のあまり剣で体を貫いて自殺してしまう。その時彼の血が桑の木に飛び散ったため、白かった桑の実は血で染まってしまった。

その後、ティスベが事情をピュラモスに伝えようとその場所に戻ると、彼はすでに桑の木の下で息絶えていた。それを見た彼女もまた、彼の剣で後を追った。この出来事を見た神は、彼らの悲恋を忘れないようにと、その後も桑の木が赤黒い実をつけるようにしたのだという。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名ティスベ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1909年 - 1909年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵個人 (不明)
  • 種類油彩
  • 高さ97cm
  • 横幅59cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • ティスベの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。