作品概要

つれなき美女》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1893年から1893年で、ダルムシュタット・ヘッセン州立博物館に所蔵されている。

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騎士を誘惑する美女

ジョン・キーツの詩「つれなき美女」から着想を得た作品である。「つれなき美女」はビクトリア朝時代に絵画の題材として人気があり、同時期の他の画家も同様の絵を描いている。

森の中で騎士を誘惑する美しい女性を描いている。彼女は髪の毛を使って騎士の顔をすぐ近くまで引き寄せながら、魅惑的な目で騎士を見つめている。騎士はすでにこの女のとりことなっており、彼女の目をただ見つめている。

キーツの物語詩

キーツの詩は1819年に描かれた。細部が異なる2つのバージョンが存在する。キーツが参考にしたのは、フランスの詩人アラン・シャルティエによる同名の詩だが、ストーリーは異なっている。キーツの詩のあらすじは、次のようなものだ。

騎士は草原で、妖精のような美女に出会う。たちまち恋に落ちた彼は、彼女と共に1日を過ごした。女に連れて来られた洞窟で騎士は眠りに落ちるが、そこで悪夢を見る。目が覚めると彼女の姿はなく、騎士は青ざめた顔で荒涼とした丘に1人取り残されているのだった。

キーツはバラッド(物語詩)の伝統に則り、この詩の登場人物を具体的には特定していない。そのため多様な解釈が可能となっている。

物語の美女を描いた画家

ウォーターハウスはイギリスの画家で、19世紀後半から20世紀前半に活躍した。ラファエル前派に分類されることが多い。ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(王立芸術院)の展覧会で毎年作品を発表し、生涯で200点以上の絵画を制作した。

神話や歴史、文学作品を題材として好み、特に女性の登場人物を描く場合が多い。彼が度々描いたテーマのひとつが、ファム・ファタール(男を惑わせ、破滅に導く魔性の女)である。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名つれなき美女
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1893年 - 1893年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ダルムシュタット・ヘッセン州立博物館 (ドイツ)
  • 種類油彩
  • 高さ112cm
  • 横幅81cm
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    1. 匿名

      この写真に見とれてしまった。
      恋。