作品概要

嫉妬に燃えるキルケ》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1892年から1892年で、南オーストラリア美術館に所蔵されている。

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恋敵を陥れる様子

ウォーターハウス(1849-1917)は、イギリスの画家。生涯で200点以上の絵画を制作した。その多くは神話、歴史、文学作品を題材としたもので、そこに登場する美しい女性の姿を描いた作品で知られている。

この《嫉妬に燃えるキルケ》は、1891年の《オデュッセウスに杯を差し出すキルケ》に続いて、キルケを描いた作品。ウォーターハウスは後に、キルケを描いた第三の作品《魔女》(1911)も制作している。

キルケが、恋敵のスキュラを醜い怪物に変えようと水に毒薬を注いでいる様子を描いたものである。深緑と濃い青を効果的に用いることによって、見る者を威嚇するような作品となっている。

怪物に変えられた美女

スキュラはギリシア神話の怪物で、『オデュッセイア』などに登場する。スキュラは、元々は美しい水の妖精だった。彼女に恋をした海神グラウコスは、魔女のキルケに媚薬を作ってくれるよう頼んだが、代わりにキルケが彼に恋をしてしまった。キルケはスキュラのことなど忘れて彼女と一緒になるようグラウコスを口説いたが、彼の気持ちは変わらなかった。

嫉妬に燃えたキルケは、スキュラが海で水浴びをしている所に毒薬を注いだ。毒薬の効果で、スキュラは恐ろしい怪物になってしまった。それは4つの目、3列の鋭い歯を持つ6つの犬の頭、触手のような12本の脚、そして猫の尾を持つ異様な姿であった。怪物となった彼女は、やってきた船を6つの頭で襲うようになったという。それを知ったグラウコスは悲しみ、キルケとの関係を断ってしまった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名嫉妬に燃えるキルケ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1892年 - 1892年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵南オーストラリア美術館 (オーストラリア)
  • 種類油彩
  • 高さ179cm
  • 横幅85cm
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