作品概要

オデュッセウスに杯を差し出すキルケ》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1891年から1891年で、オールダム美術館に所蔵されている。

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魔法のかかった杯

ホメーロスによる古代ギリシアの叙事詩『オデュッセイア』の一場面を描いたもの。この作品の他にウォーターハウスがキルケを描いたものには、1892年の《嫉妬に燃えるキルケ》がある。

魔女のキルケが、オデュッセウスに魔法のかかった飲み物の入った杯を差し出している様子が描かれている。もう一方の手には魔法の杖を握っている。キルケはオデュッセウスの部下に魔法をかけ、豚に変えてしまっていた。キルケの背後にある円形の鏡には、オデュッセウスが映っている。一方、彼女の足元には豚に変えられてしまった彼の部下が描かれている。

孤島に住む魔女

キルケはアイアイエ島という孤島の、鬱蒼とした森の中の屋敷に住んでおり、家の周りには奇妙におとなしいライオンや狼がうろついている。彼らはキルケによって獣に変えられてしまった人間たちなのだ。島にたどり着いたオデュッセウスの部下たちは、キルケが開いた宴で出された豪華な食事を口にした。だがそれらの食べ物には魔法がかかっており、キルケは魔法の杖を使って彼らを豚に変えてしまった。

初めから彼女を疑っていた1人の部下だけが逃げおおせ、オデュッセウスと残りの仲間たちに起こったことを伝えた。オデュッセウスは部下たちを助けようとキルケのもとに向かうが、アテナが遣わした使者ヘルメスに呼び止められる。ヘルメスは、オデュッセウスに魔法から身を守るための薬草を渡した。そのおかげでオデュッセウスは難を逃れ、仲間たちを助けることができた。オデュッセウスはその後もキルケの住む島に1年間とどまり、宴を楽しんだという。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名オデュッセウスに杯を差し出すキルケ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1891年 - 1891年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵オールダム美術館 (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ175cm
  • 横幅92cm
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