作品概要

神託伺い》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1884年から1884年で、テート・ブリテンに所蔵されている。

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巫女と若い女たち

神託を受けている巫女と、その様子を見守る女性たちを描いた作品。ウォーターハウスは神話や伝説を基にした作品を多く描いており、魔術や予言を題材とした作品も多い。

円形の祭壇には明かりが灯り、香が焚かれている。台の上にはミイラのような人間の頭部が置かれ、それが発する言葉を巫女が体をかがめて懸命に聞き取ろうとしている。巫女は、彼女を囲んで座る若い女たちに静かにするよう手でジェスチャーをし、女たちの表情からは不安や興奮が読み取れる。

絵の構図は古典的である。アーチ形の窓、床の半円形の模様と、床が段差になっている部分の大理石の曲線がリズムを生んでいる。それに対して、かがんだ巫女の体と、少しずれて配置された絨毯が斜めの線を作っており、それによって絵に緊張感が加わっている。

絵画の舞台は恐らく架空のものだが、エキゾチックで中東を思わせる雰囲気がある。これはジョン・フレデリック・ルイスなどの画家に影響されたものと思われる。

作者について

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(1849-1917)は、イギリスの画家。古代ギリシャ神話やアーサー王伝説、シェイクスピア劇に登場する女性を描いたことで知られている。イギリス人画家の両親の元にローマで生まれた。ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで学び、同所の展覧会で1874年以降、死の直前の1916年までほぼ毎年作品を発表していた。

ウォーターハウスは存命中、仲間の画家、批評家、一般大衆のどれからも支持されていた。だが、他のビクトリア朝時代の絵画と同様、第一次世界大戦が起こると時代遅れとされて評価が下がり、人気が復活したのは20世紀後半だった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名神託伺い
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1884年 - 1884年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵テート・ブリテン (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ119cm
  • 横幅198cm
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