作品概要

ペルセウスの召喚》は、画家のエドワード・バーン=ジョーンズによって制作された作品。制作年は1877年から1877年で、サウサンプトン市立美術館に所蔵されている。

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未完成の連作

ペルセウス・シリーズは、エドワード・バーン=ジョーンズによって描かれた、十の場面からなる連作である。イギリスの政治家であり画家のパトロンでもあったアーサー・バルフォアの依頼により制作された。

描かれた作品の場面は順番に、《ペルセウスの召喚》《ペルセウスとグライアイ》《ペルセウスと海のニンフ》《メドゥーサの発見》《ペガサスとクリュサーオールの誕生》《メドゥーサの死》《岩と化したアトラス》《運命の岩》《果たされた運命:大海蛇を退治するペルセウス》《不吉な顔》となっている。

バーン=ジョーンズは、この作品に十年間を費やしたが、病気のために完成させることはできなかった。完成した作品は四つの油彩画のみ(《ペルセウスとグライアイ》、《運命の岩》、《果たされた運命:大海蛇を退治するペルセウス》、《不吉な顔》、いずれもシュトゥットガルト美術館蔵)であるが、ガッシュによるフルサイズの習作はすべての場面で存在する。

主題の物語

主題はギリシャ神話の有名な物語である。ゼウスの息子ペルセウスは、ゴルゴーンのメドゥサを退治し、その首を使って王女アンドロメダを救う。ルーベンスやティツィアーノ、ドラクロワなどによっても描かれてきた、人気のある主題である。バーン=ジョーンズは、この物語の主要な場面を十に分けて描いた。

図像解説

ペルセウス・シリーズは、本作《ペルセウスの召喚》から始まる。これはアテナとペルセウスによる二つの場面を描いている。 左では、メドゥサの首を得る方法を小川を見つめながら考えているペルセウスに、アテナが近づく場面が示されている。右では、アテナは通常の服装に戻っており、石に変えられることなくメデュサを見るための鏡を彼に与えている。他の画家はこの鏡を印象的な円形の盾として描いてきたが、このシリーズ全体で、バーン=ジョーンズはそれをはるかに小さな円形の手鏡として描いている。

この作品の構成は、同じ人物を繰り返し描くことで二つの場面を同時に描くという珍しいものになっている。これはルネサンス美術への意図的な回帰である。

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基本情報・編集情報

  • 画家エドワード・バーン=ジョーンズ
  • 作品名ペルセウスの召喚
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1877年 - 1877年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵サウサンプトン市立美術館 (イギリス)
  • 種類ガッシュ
  • 高さ152.5cm
  • 横幅127cm
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