作品概要

教皇パウルス5世の胸像》は、画家のジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって制作された作品。制作年は1617年から1618年で、ボルゲーゼ美術館に所蔵されている。

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《教皇パウルス5世の胸像》はジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって1617年から1618年ごろに制作された大理石彫刻である。この作品は現在ローマのボルゲーゼ美術館にある。

パウルス5世

教皇パウルス5世はシエナの名門貴族ボルゲーゼ家出身で、ペルージャとパドヴァで教育を受け、1596年には枢機卿に列した。1605年にレオ11世の死後のコンクラーベ(教皇選挙)で教皇に選出された。彼は厳格な人物で、ネポティズム(縁故による要職の独占)を除いては同時代の教皇たちと比べて謹厳な生活を送った。彼は教会内の綱紀を粛清し、また教会の権利を守るため熱心に外交活動を行ったが、特にヴェネチア共和国やイングランドとは鋭く対立した。

彼はベルニーニやグイド・レーニのパトロンであり、サン・ピエトロ大聖堂を現在の姿にすることに貢献し、バチカン図書館の整備も行った。また、日本においては支倉常長率いる慶長遣欧使節が謁見したことでも知られている。パウルス5世は1521年に死去した。

作品

この作品はベルニーニが19歳または20歳ごろに制作した大理石彫刻である。若い頃の作品であるために、彼の様式上の発展の様子を見て取ることができる。
パウルス5世はここで教皇冠をかぶらずに幾分くつろいだ様子で表現されている。厳しい目つきはわずかに笑みをたたえた口元によって和らげられている。襟元のレースはベルニーニの天性の技巧を早くも明らかにしている。

1621年のパウルス5世の死後に甥シピオーネ・ボルゲーゼが注文したもう一点のパウルス5世の胸像が近年再発見され、そちらは2015年からロサンジェルスのポール・ゲッティ美術館に所蔵されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ
  • 作品名教皇パウルス5世の胸像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1617年 - 1618年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ボルゲーゼ美術館 (イタリア)
  • 種類大理石彫刻
  • 高さ34cm
  • 横幅不明
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