作品概要

プシュケの結婚》は、画家のエドワード・バーン=ジョーンズによって制作された作品。制作年は1895年から1895年で、ベルギー王立美術館に所蔵されている。

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《プシュケの結婚》は、約20年前に描かれた有名な作品、《ヴィーナスの鏡》を想起させる。両方とも、不毛な風景の中に女性を描いている。

しかし、本作に描かれた女性の心情は、2つの絵画の間に横渡る20年という時間の中で画家の技法に起こった劇的な変化を示している。2つの絵それぞれの主人公の関係を考えると、これはより際立つ。ヴィーナスは王女プシュケの美しさに嫉妬し、地球上で最も望ましくないものと結婚させるよう仕向けた張本人だからだ。本作に描かれたプシュケは、神託により、山に住む怪物と結婚するためにその頂上へ赴いているところなのである。

二作品のさまざまな違い

《ヴィーナスの鏡》は元となる特定の物語がないのに対し、この作品はギリシャ神話の暗いエピソードを描いている。《ヴィーナスの鏡》の人物たちは自分自身の鏡像に夢中になっているが、本作に描かれた人物たちは、陰鬱な列を形成している。

《ヴィーナスの鏡》の背景の不毛さは、女性達の美しさに対する相対的な醜さを示唆しているようであるが、本作においては、丘陵地帯の青い色合いが、プシュケの希望のない未来を表しているようである。

人物の描き方

前進する人物たちには、これ以前の作品でバーン=ジョーンズが好んで描いたような古典的なコントラポストの姿勢は見られず、直線的である。

バーン=ジョーンズは古風な質素さに敬意を表し、衣服のひだを減らした。人物たちの姿勢は柔らかいだけではなく、その身体も平坦で両性的である。

《ヴィーナスの鏡》では、ボッティチェリ風の官能的なヴィーナスが描かれている。その流線形の体が衣服のひだの下にはっきりと見えることは、本作と対照的である。

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基本情報・編集情報

  • 画家エドワード・バーン=ジョーンズ
  • 作品名プシュケの結婚
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1895年 - 1895年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ベルギー王立美術館 (ベルギー)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ119.5cm
  • 横幅215.5cm
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