作品概要

ヴィーナスの鏡》は、画家のエドワード・バーン=ジョーンズによって制作された作品。制作年は1875年から1875年で、グルベンキアン美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《ヴィーナスの鏡》は、ラファエル前派の画家エドワード・バーン=ジョーンズにより、1875年に制作された油彩画である。ポルトガル・リスボンにある、グルベンキアン美術館に所蔵されている。

図像解説

場面は、特定の物語に基づいたものではない。ヴィーナスと女性達が、水に映る自らの鏡像に見とれるところを描いている。前景にある花は、彼女たちの鏡像の冠となっている。後ろに広がる荒涼とした風景は、彼女たちの美しさを引き立たせるものとなっている。画家のクリストファー・ウッドは本作の背景について、次のように述べている。

「風景は、乾燥していて岩が多い不思議な月のようである。こうした風景は、バーン=ジョーンズ作品において繰り返される特徴となり、後の画家にも広く模倣されることとなった」

ルネサンスの影響

クリストファー・ウッドはこの作品について、次のようにも述べている。

「ラファエル前派とイタリア・ルネサンスというの2つの伝統を新しい美へと融合させたユニークな才能を表す絵画は、《ヴィーナスの鏡》をおいて他にない。雰囲気と色はラファエル前派風であるが、女性たちの甘さや優雅さは、ルネサンス、特に画家が非常に尊敬していたボッティチェリの作品を想起させる。

 歴史的物語要素は最小限であり、美しい女性たちを描いたこの作品は、純粋に美的である。女性の顔や思い悩むような表情を通し、バーン=ジョーンズは後のラファエル前派作品に満ちている過去への郷愁と強い悲しみの感情を表現している」

基本情報・編集情報

  • 画家エドワード・バーン=ジョーンズ
  • 作品名ヴィーナスの鏡
  • 制作年1875年-1875年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵グルベンキアン美術館 (ポルトガル)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ120cm
  • 横幅200cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • ヴィーナスの鏡の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。