作品概要

オフィーリア(1910年)》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1910年から1910年で、個人に所蔵されている。

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『ハムレット』のヒロイン

シェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場する悲劇のヒロイン、オフィーリアを描いた作品。オフィーリアはデンマークの若い貴婦人で、王子ハムレットの恋人だったが、父への復讐を目論むハムレットに誤って父ポローニアスを殺された上、冷たくあしらわれて絶望する。気が狂ったオフィーリアは、川に落ちて溺死してしまう。

作者のウォーターハウスは、イギリスの画家。神話や文学作品に登場する女性を好んで描いており、アーサー王伝説を基にした《シャロットの女》が最も有名だが、オフィーリアも複数回描かれた題材である。1889年、1894年に描かれた《オフィーリア》はそれぞれ、この作品とは別の場面を描いている。

悲劇の舞台

この作品では、オフィーリアは花を手にしてこちらに向かってくるような形で、画面の大部分を占めている。頬が紅潮し、鋭い目つきは彼女の狂気と絶望を表している。背景の橋の上には2人の女性が歩いており、オフィーリアの方を見ているが、彼女が死にゆく運命であることなど気付いていない様子である。この2人の女性がある意味での観客として登場していることにより、オフィーリアのドラマ性がより引き立っている。

ウォーターハウスがこの作品以前に描いたオフィーリアが、白いドレスを着た無垢な少女であったのに対し、ここでのオフィーリアは豪華な刺繍の施された青と赤のドレスを着て、成熟した女性であるように見える。ウォーターハウスはこの他にも《教会墓地のオフィーリア》という連作を制作予定だったが、病気により体調が悪化し、完成が叶わずに死去した。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名オフィーリア(1910年)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1910年 - 1910年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵個人 (不明)
  • 種類油彩
  • 高さ101.6cm
  • 横幅60.96cm
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