作品概要

ユリシーズとセイレーン》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1891年から1891年で、ビクトリア国立美術館に所蔵されている。

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叙事詩からの一場面

ホメーロスによる古代ギリシアの叙事詩『オデュッセイア』の一場面を描いたもの。1891年にロンドンのロイヤル・アカデミーで初めて展示され、批評家達に絶賛されたという。

ユリシーズ、あるいはオデュッセウスは『オデュッセイア』の主人公。セイレーンは美しい歌声で船員を惑わし、危険な岩場に誘導して遭難・難破させるという怪鳥である。セイレーンの歌声を聞いてみたいと思ったユリシーズは船員たちに対し、自分をマストに縛り付け、船員たちは耳栓をして惑わされずに航行するよう指示した。そのため、彼らは無事セイレーンのいる海域を通り過ぎることができた。

ウォーターハウスはセイレーンを、美しい女性の顔と鳥の体を持った姿で描き、人々を驚かせた。ビクトリア朝時代の当時、セイレーンは人魚あるいはニンフの姿で描かれることが一般的だったからである。彼は、スケッチをしに通っていた大英博物館で見た、古代ギリシアの壺に描かれた絵を参考にしたらしい。

作者について

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスは、イギリスの画家。古代ギリシア神話やアーサー王伝説に登場する女性を描いたことで有名。画家の両親の元で絵画を学び、22歳でロイヤル・アカデミー付属美術学校に入学した。はじめは彫刻を学んだが、絵画に転身して頭角を現し、アカデミーの展覧会で毎年作品を発表して好評を博した。大型の作品を描くことで知られ、この作品も1×2メートルの大作である。ラファエル前派に分類されることが多い。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名ユリシーズとセイレーン
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1891年 - 1891年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ビクトリア国立美術館 (オーストラリア)
  • 種類油彩
  • 高さ100.6cm
  • 横幅202cm
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