作品概要

シャロットの女(1894年)》は、画家のジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによって制作された作品。制作年は1894年から1894年で、リーズ市立美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

この作品は、アルフレッド・テニスンが1832年に製作した同名の詩を基にしている。この詩は多くのラファエル前派の詩人や画家が題材としたことで知られている。ウォーターハウスはこの作品の他にも、1888年、1915年に同じくシャロットの女を題材とした絵画を制作している。

シャロットの女の物語

シャロットの女は、アーサー王伝説に登場する、騎士ランスロットに報われない恋心を抱くアストラットのエレインをモデルとしている。テニスンの詩では、シャロットの女は塔の中に閉じ込められており、外の世界を直接見ることを禁じられている。彼女は鏡を通してしか世界を見ることができず、そうして見た世界をタペストリーに織って日々を過ごしている。彼女は外の世界で仲睦まじい恋人同士が歩く姿を見て、外に出たいという思いを募らせる。

ある日、女はキャメロット城に向かうランスロットを鏡越しに見て、ついに直接塔の外を覗き見てしまうが、それによって彼女に呪いがかかってしまう。女は嵐の中、死を覚悟しつつ、船に乗って逃げだし、キャメロット城に向かう。息絶えた女がキャメロットの人々に発見され、その中のひとりであったランスロットは、彼女の魂に神の慈悲があるよう祈るのだった。

この絵画で描かれているのは、物語の佳境となる、女が窓からランスロットを見て呪いがかかった場面である。背後にある鏡が割れ、織物の糸が散らばって女の体に絡まっているのがわかる。自らの呪いに逆らって、今にも外に出ていこうとする姿が、ウォーターハウスの緻密な描画によって表現されている。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
  • 作品名シャロットの女(1894年)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1894年 - 1894年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵リーズ市立美術館 (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ142.2cm
  • 横幅86.3cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • シャロットの女(1894年)の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。