作品概要

鉄の時代》は、画家のピエトロ・ダ・コルトーナによって制作された作品。制作年は1641年から1641年で、ピッティ宮殿に所蔵されている。

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この作品は、ピッティ宮殿のストーブの間(スタンザ・デラ・スツファ)にどう作者の他の3作品と描かれている。この時代シリーズの最後の作品は、暴力に満ちた光景が描かれている。2人のローマの兵士が寺院の神聖を汚し、司祭を殺している。他の者は、老若男女問わず情け容赦なく殺している。

しかしコルトーナは、ローマの詩人オヴィッドが彼の作品で表現したような、完全に腐敗した退廃的社会は描かなかった。彼はそれよりも、残酷な補食者によって犠牲になった多くの無実の人々を描き表し、人間の側面を示すことを目指した。

ピッティ宮殿

いくつかの重要な美術館がピッティ宮殿にはあり、ルネサンス最初の建築家であるフィリッポ・ブルネレスキが、銀行家ルカ・ピッティの邸宅として15世紀後半に着手したと言われているが、1472年のピッティの死去の年には完成していなかった。

メディチ家初代トスカーナ大公コジモ1世の妻、エレオノーラ・ディ・トレドが元の建物を1550年に購入し、メディチ家の公邸となった。建築家バルトロメオ・アンマナーティによって1560年に、建築家ジュリオとアルフォンソ・パリージによって17世紀初めに増築、改装された。

さらに後に2人の建築家パオレッティとポッチャンティがファサードを改修し、パビリオンが2つの側方に突出するがその部分を除いて、19世紀前半のロレーヌ家の時代に増改築が終了した。また、メリディアーナ小宮も建てられて、宮殿の後部から庭園を見下ろすことができる。

内装はほぼ、ジョヴァンニ・ダ・サン・ジョバンニ、ピエトロ・ダ・コルトーナ、ヴォルテラノ、アントニオ・ドメニコ・ガッビアーニ、セバスティアーノ・リッチによって行われ、17世紀にも続けられた。

ストーブの間について

ストーブの間は、ピッティ宮殿にある小さな部屋であり、いくつかある公爵の私室の一つだった。部屋には床暖房が装備されており、その特徴から部屋の名前を取った(スタンザ・デラ・スツファの「スツファ」の意味はヒーター)。コルトーナは1641年に本作品《鉄の時代》を描いたが、すでに北の壁に1637年には《黄金の時代》と《銀の時代》が描かれていた。

絵画の図像的な概念としては、詩人オヴィッドの作品の「メタモルフォーゼス」に由来している。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエトロ・ダ・コルトーナ
  • 作品名鉄の時代
  • 制作年1641年-1641年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ピッティ宮殿 (イタリア)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ不明
  • 横幅不明
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