作品概要

フォンテーヌブローの森のはずれ、日没》は、画家のテオドール・ルソーによって制作された作品。制作年は1848年から1849年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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図像解説

バルビゾン村の近くにあるフォンテーヌブローの森は、本作が描かれた時代よりずっと以前から画家達の心を魅了していた。

金色に輝く太陽の光が、木の枝や、静かな池の水を飲む牛の群れに降り注いでいる。まるで、ルソーが曲線的な樫の木の枝を自然の枠にして、その中にこの場面の輝きを閉じ込め、増幅させたかのようである。

構成の効果

ビネット(四隅が暗くなる写真の技法)を想起させるような構成の工夫を使い、ルソーは鑑賞者の視線を中心部に集中させるようにしている。しかし、美術史​​家グレッグ・トーマスは、絵画のやや不安定な効果について、「木々を切り崩す人間のもろい軸を覆い隠すことを脅かす木々への、鑑賞者の視線」であると述べている。

ルソーの自然への畏怖

森林は王立森林局によって管理されていたが、ルソーの絵画は人間の自然保護への介入を認めていない。それどころか、人間の存在が自然の力によって圧倒されており、それを制御しようとする努力は無駄であると主張しているように見える。

画面中央の羊飼いの姿が風景の中に完全に消えているように見えるのは、おそらくこの考えの為だろう。同様に、あたたかな夕日が描かれながらも、絵画全体に広がる憂鬱さが感じられることも、ルソーのこの主張を裏付けている。

評価、影響

1850年から1851年のサロン、および1855年のパリ万国博覧会にて展示されたこの作品は、フランス美術界におけるルソーの評価を上げた。彼は人生の終わりまで風景画の領域を拡大し続けたが、パリの美術協会によるルソーの受容は、すぐに続く印象派の若い世代への影響力へとつながることになった。

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基本情報・編集情報

  • 画家テオドール・ルソー
  • 作品名フォンテーヌブローの森のはずれ、日没
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1848年 - 1849年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ142cm
  • 横幅198cm
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