作品概要

ノリ・メ・タンゲレ(我に触れるな)》は、画家のアーニョロ・ブロンズィーノによって制作された作品。制作年は1561年から1561年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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《ノリ・メ・タンゲレ(我に触れるな)》はアーニョロ・ブロンズィーノによって1561年に制作された油彩画である。この絵はジョバンニ・バッティスタ・カヴァルカンティの注文で、彼の父トンマーゾを追悼するためにフィレンツェのサント・スピリト聖堂に設けられた礼拝堂のために描かれた。

ノリ・メ・タンゲレ(我に触れるな)

このテーマは『新約聖書』「ヨハネによる福音書」20章に記されたキリストの復活後の出来事に由来する。それによれば十字架にかけられて死んだキリストは埋葬され、彼の弟子であったマグダラのマリアは墓の脇で泣いていた。そこに復活したキリストが現れたが、キリストに触れようとしたマグダラのマリアにキリストは次のように言う。「わたしにさわってはいけない。わたしはまだ父のみもとに登っていないのだから」。

実は『新約聖書』ではキリストの復活は直接語られていない。このように弟子の前に死んだはずのキリストが出現することで、彼が復活したことが表されるのである。

作品

画面右奥には空の石棺があり、キリストがもうそこを去っていることが示される。前景には他の二人の女性とともに青い服を着たマグダラのマリアがいて、手を広げて驚きの意を示しつつキリストを見上げる。彼女の前に出現したキリストは白い布だけを見にまとっており、マグダラのマリアを避けるかのように身をひねっている。

うねるような人物の姿勢は、今は失われてしまったミケランジェロのカルトン(原寸大下絵)から着想を得ている。ミケランジェロはマニエリスム期の画家たちにとって模範となる存在であった。

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基本情報・編集情報

  • 画家アーニョロ・ブロンズィーノ
  • 作品名ノリ・メ・タンゲレ(我に触れるな)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1561年 - 1561年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油絵
  • 高さ289cm
  • 横幅194cm
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