作品概要

マリセルの柳》は、画家のジャン=バティスト・カミーユ・コローによって制作された作品。制作年は1857年から1857年で、ウォルターズ美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《マリセルの柳》は、フランスの画家ジャン=バティスト・カミーユ・コローにより1857年頃に制作された油彩画である。ウォルターズ美術館に所蔵されている。

図像解説

コローは生涯を通し、頻繁に旅をした。彼は定期的にパリから40マイル北東にあるマリセルの小さな村を訪れている。この作品はマリセルにおいて1857年6月に描かれた。

コローの評価は、主に熟練した光の描き方に支えられている。この作品は、ポプラと柳の並木を包み込む霧と早朝の光を、軽やかな筆運びで描き出している。

柳と言うと枝垂れ柳を連想するが、柳は300を越える種類を持ち、おもに北半球に分布している樹木である。コローは他の作品においても柳を多く描いている。

戸外の風景

コローが最初に師事したのは、1817年にローマ賞を受賞した風景画家アシール=エトナ・ミシャロンであった。彼の死後、コローはジャン=ヴィクトール・ベルタンのもとで修業をした。コローはこの二人の画家から、古典的な訓練とともに、田舎の戸外で絵画を制作する勧めを受けた。

コローはバルビゾン派の画家と親睦を深めたが、美術に対する考えという点では仲間に加わらず、一人であり続けた。コローの使う輝く色彩、輪郭のわずかな変化、細かく描かれた光などは、作品に独特の雰囲気を与えている。

影響など

コローは公式の美術グループや、特定の会派に属さなかった。しかし彼の自然を描く感性や光の描写に対する熱心な研究により、印象派の先駆けであったとも言われている。戸外の風景の中に見られる細かな光の描写は、後の印象派画家たちに大きな影響を与えた。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  • 作品名マリセルの柳
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1857年 - 1857年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ウォルターズ美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ55cm
  • 横幅39.7cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • マリセルの柳の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。