作品概要

羊飼いの歌》は、画家のピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌによって制作された作品。制作年は1891年から1891年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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《羊飼いの歌》は、古典文学や神話との見事な調和を表したシャヴァンヌの代表的な作品である。

シャヴァンヌは、欧州では19世紀後半の最も著名な画家であり、フランス国内の美術館などで大規模な壁画を残す一方、多数の肖像画も描いたことで知られており、その大胆で幻想的な絵の手法からポール・ゴーギャンとジョルジュ・スーラなどの印象派を熱望していた多くの若い画家たちに影響を与えた。

作品に見られる芸術の起源

1884年から1886年にかけて、シャヴァンヌはリヨンの美術館の壁画を描き、芸術の起源を寓話的に表現した。1885年、同美術館に向けたアンティーク・ビジョンと呼ばれる壁画を描いているが、本絵画はその一部を変えたものである。

本作品の前景に描かれた羊飼いたちがとっているポーズは、古典的な彫像と、安堵の象徴を表した彫刻に由来している。歴史的、神話的なテーマ、シンプルな構成、絵画に使用された淡い白亜色が、幻想的かつ詩的な雰囲気を醸し出している。

海外で高まる関心

1891年、シャヴァンヌは本絵画を完成させているが、その直後に絵画ディーラーのもとに友人を呼びよせ、しきりに本作品を見るように促した。

本作品は後にアメリカに送られることになるが、友人に懇願した本当の理由には、海外でシャヴァンヌの作品への関心が高まっていることへの前兆があったためだ。

同年、シャヴァンヌはボストン公立図書館からの依頼を受け、同図書館に9つの壁画を制作することに同意した。それはフランス国外で依頼されたシャヴァンヌの唯一のプロジェクトとなった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ
  • 作品名羊飼いの歌
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1891年 - 1891年
  • 製作国フランス
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ110cm
  • 横幅104.5cm
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