作品概要

ラ・フェルテ=ミロンの風景》は、画家のジャン=バティスト・カミーユ・コローによって制作された作品。制作年は1855年から1865年で、大原美術館に所蔵されている。

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恵まれた画家コロー

ジャン=バティスト・カミーユ・コローは、パリで生まれた。父親は織物問屋、母親は有名な婦人帽子屋を経営するという、裕福な家庭で育った。コローの関心は、父の仕事を継ぐために働いている間、常に絵画に関わっていた。1822年、コローが26歳のときに、両親はコローの画家になりたいという願いを受け入れ、残りの人生をの生計を立てられる年金を約束した。これによりコローは日々の生活を心配することなく、絵画制作に専念できるようになった。

戸外の風景

コローは自然を大いに愛し、戸外のスケッチを頻繁に描いた。1825年から3年間イタリアに滞在したが、その間コローは戸外スケッチに熱心に取り組んだ。結果、明るい色を使って太陽の光で満ちた風景を描く技術を手に入れた。コローは生涯で三回、イタリア旅行をしている。

コローは戸外で描いたスケッチに基づき、アトリエで時間をかけて作品を仕上げた。コローの作品が整然としてバランスがとれているのは、景観のレイアウトを再構築していたからである。

奥行きを感じる構成

《ラ・フェルテ=ミロンの風景》は、パリの北東にある小さな村、ラ・フェルテ=ミロンで描かれた。小さな絵画であるが、田舎の広さを捉えている。それは、鑑賞者の視線が左側の積みわらと農婦から右側の牛と農夫へ、さらに城に向かう木々のラインへと導かれる構成になっていることに起因する。すなわち、視線が自然と絵の前景から後景へ向かうことで、奥行きを感じられるようになっているのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  • 作品名ラ・フェルテ=ミロンの風景
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1855年 - 1865年
  • 製作国フランス
  • 所蔵大原美術館 (日本)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ23.7cm
  • 横幅39.3cm
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