作品概要

荒野のハガル》は、画家のジャン=バティスト・カミーユ・コローによって制作された作品。制作年は1835年から1835年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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《荒野のハガル》は、フランスの画家ジャン=バティスト・カミーユ・コローにより1835年に制作された油彩画である。メトロポリタン美術館に所蔵されている。

主題

1835年のサロンに出展されたこの作品は、1830年代から1840年代にコローが出展した4点の意欲的な宗教画のひとつである。本作と同じくメトロポリタン美術館所蔵の《ソドムの燃焼》のように、アブラハムとその家族の物語を描いている。

アブラハムの妻サラは高齢で妊娠が難しかったため、アブラハムはサラの女奴隷ハガルとの間にイシュマエルという息子をもうけた。しかしその後サラがイサクを産むと、ハガルとイシュマエルは追い出され、ベエル・シェバの砂漠をさまようことになった。

コローは本作のために、神の救いの瞬間を選んで描き出した。

描写

1835年、コローは北イタリアの田舎を旅行している。本作を生んだきっかけはそのときの経験である。

この作品はハガルとその息子イシュマエルを描いている。イシュマエルは砂漠の激しい太陽の中、飢え渇き、死にかけている。、遠景には、早すぎる死から子供を救うために飛んでくる天使が見える。

評価

コローが1835年にパリのサロンでこの作品を発表した際、鑑賞者たちは、瀕死の子供という過酷な現実に対する穏やかな調和を描写したコローの方法に畏敬の念を抱き、大評判となった。その成功からインスパイアされたコローは、本作に続いて神話の生き物や伝説的な場面の作品を描いたが、それらは本作ほどの成功とはならなかった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  • 作品名荒野のハガル
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1835年 - 1835年
  • 製作国フランス
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ180.3cm
  • 横幅270.5cm
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