作品概要

リナルドの仲間たち》は、画家のニコラ・プッサンによって制作された作品。制作年は1633年から1633年で、ニューヨークメトロポリタン美術館に所蔵されている。

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《リナルドの仲間たち》はトルクァート・タッソの英雄的叙事詩「エルサレム解放」の物語を描いたものである。1580年に最初に出版されたこの詩は第一十字軍の記述と共に想像上の冒険と愛の物語を組み合わせたものである。

リナルドとアルミーダの物語を描いたプッサンによる4つの作品のうちの一つであるこの作品は、 物語の流れの中では最後の部分であり、1630年代初期のものであるとされている。

タッソの詩とプッサンの表現

英雄の一人であるリナルドは、彼に恋した異教徒の魔女アルミーダに誘拐され、フォーチュン島の彼女の城に連れ去られる。そこで、アルミーダはリナルドが彼女に恋に落ちるように、彼に魔法をかけた。二人のキリスト教徒の騎士、カルロとウバルドはリナルドに最愛の人のもとを去り、十字軍の仲間に再び加わることを熱心に勧めるために来たが、アルミーダの城までの彼らの行く手はドラゴンに塞がれていた、という、タッソの詩の15編に編纂されているシーンがここに表現されている。

タッソの詩は17世紀の画家たちの間で、大変な人気を博したが、この作品は、キリスト教徒の騎士たちがリナルドの救済に駆けつけるという珍しい例であるように思われる。カルロは剣を鞘から抜き、剣を持って彼の周りの攻撃を備え、一方ウバルドは、魔法の金の杖を振り上げている。ボートに腰掛ける神秘的な女性は、女神フォルトゥーナで騎士たちを島へと導く。

作者はとぐろを巻く竜や古典的な衣装そして海のそばの洞窟などというモチーフを1607から1630年の間に制作されたアントニオ・テンペスタ(1555–1630)のエッチングの3連作品のうちの一つから借用した。そして古代の船のデザインのため、プッサンは石棺の断片や、それに似たようなものに目を向けた。

日付とサイン

《リナルドの仲間たち》はプッサンの《マギの礼拝》の直前に描かれた可能性が最も高く、1633年の日付けとサインがある。この作品は彼の成熟したスタイルの到達点と認識されている。1630年前半以降の彼の全作品には縦構図がないことも、その日付に根拠を与えている。

この作品はおそらくプッサンの親友でパトロンであるカッシアーノ・ダルポッツォが所有していたものと思われる。彼の弟カルロ・アントニオ・ダルポッツォの遺品目録に載っていたからである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ニコラ・プッサン
  • 作品名リナルドの仲間たち
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1633年 - 1633年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ニューヨークメトロポリタン美術館 (アメリカ合衆国)
  • 種類油彩
  • 高さ118.1cm
  • 横幅102.2cm
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