作品概要

》は、画家のギュスターヴ・クールベによって制作された作品。制作年は1870?年から1870?年で、国立西洋美術館に所蔵されている。

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作品の舞台

クールベは1869年の夏、ドラクロワやブーダン、ヨンキントらが既に過ごしていたノルマンディー地方の小さな町、エトルタに滞在した。変わりゆく空の下で荒れ狂う嵐と穏やかな波、そして白亜の断崖と薄明かりが、クールベに新たな主題を提供した。

彼は、平穏がかき乱されるような、不穏な自然のあらゆる荒々しい力を作品に与えたのである。

ポール・セザンヌは後に「彼の潮流は、時代の奥底から流れて来ている」とコメントした。キッチンナイフを使って厚く塗り込むことによって、クールベは悠久の印象を伝えることに成功したのである。

クールベは1860年代の後半に、トゥールヴィルとエトルタの英仏海峡沿岸を描いた作品を数多く残している。

本作が描かれた頃ののクールベ

ノルマンディーの海岸線は、コローやブーダン、モネらに作品の舞台を提供した。これらの芸術家たちは、同地域の地名にちなんで、サンシメオングループと称された。

クールベは、グループ内で最も活動的なメンバーの一人だった。1860年代の後半までは、海を主題として取り上げることのなかったクールベだが、1868年にはマネやモネ、ブーダンらと共に、ルアーヴルで国際海洋風景展示会にも参加した。

本作は、1869年にエトルタの海岸で描かれたものと考えられている。クールベの力強い筆遣いが、刻々と変化する波と空の表現のうちに見られる。白い波頭の巨大な波が、重苦しい空の下でせり上がり打ち砕ける。

波は最後には、前景の巨大な岩礁の上で砕け散る。この一瞬が、クールベの卓越した技量によってキャンバス上に活写されたのである。彼は同年に、同じ主題について他にいくつもの作品を生み出した。

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基本情報・編集情報

  • 画家ギュスターヴ・クールベ
  • 作品名
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1870?年 - 1870?年
  • 製作国日本
  • 所蔵国立西洋美術館 (日本)
  • 種類油絵
  • 高さ72.5cm
  • 横幅92.5cm
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