作品概要

突風》は、画家のジャン=バティスト・カミーユ・コローによって制作された作品。制作年は1860?年から?で、プーシキン美術館に所蔵されている。

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《突風》は、フランスの画家ジャン=バティスト・カミーユ・コローにより1860年代に制作された油彩画である。ロシア・モスクワにあるプーシキン美術館に所蔵されている。

風景画家コローの異色作

フランスの風景画家コローにまつわる話は、このように始まる。「コローの人生は、彼の作品と同じくらい静かだった」と。もちろん、この一般化された表現はやや拡大解釈である。しかしコローの絵画はほとんどの場合、平和で自然な、落ち着いた気分を鑑賞者に与えている。

しかしこの作品は例外である。コローは、春から夏にかけて描いたスケッチを、冬にアトリエで仕上げていた。それゆえ、冬の風景画さえもあまり残していない。そんな中でこの作品《突風》は、天気の悪い風景を描いた珍しいコロー作品である。同時に、コローの最も表現力豊かな作品の一つでもある。

描写

突風は樹木の幹と枝を曲げ、歩く女性にも襲い掛かっている。空は日没時の黄色い光があるものの、全体的に不気味な様相を呈している。

この作品で重要なのは木である。コローは、枝の揺れや葉ずれを伝えるために、まるで目の前にあるように木を生き生きと描き出した。《黄泉の国からエウリュディケを連れ出すオルフェウス》で描かれた素晴らしい木を連想させるものがある。

本作に描かれた木は、風の力で枝が曲がり、上部は引き裂かれて震えているようである。小さな女性の姿は、嵐の前で驚くほど孤独に見える。これは、自然の強大な力を前にした無力な人間の姿である。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  • 作品名突風
  • 制作年1860?年-不明
  • 製作国不明
  • 所蔵プーシキン美術館 (ロシア)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ48cm
  • 横幅66cm
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