作品概要

ジョバンニ・デ・メディチの肖像》は、画家のアーニョロ・ブロンズィーノによって制作された作品。制作年は1545?年から1545?年で、ウフィツィ美術館に所蔵されている。

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《ジョバンニ・デ・メディチの肖像》はアーニョロ・ブロンズィーノによって1545年ごろに描かれた油彩画である。この絵はジョバンニの父コジモ1世の注文によって描かれた。ブロンズィーノはコジモ1世の宮廷画家であり、コジモとその家族の肖像を数多く手がけている。

ジョバンニ・デ・メディチ

ジョバンニ・デ・メディチはコジモ1世とその妻エレオノーラディ・トレドの次男としてフィレンツェで生まれた。長男フランチェスコがメディチ家の当主の座を継ぐため軍事と政治のキャリアを積んだのに対し、ジョバンニは聖職者の道を歩むことになった。

彼はピサの大司教を経て1560年にわずか17歳にして教皇ピウス4世によって枢機卿に叙された。しかしその2年後ジョバンニはマラリアのため若くして死去した。

作品

この作品はジョバンニが1歳半頃の肖像画である。彼はピンクのダブレット(男性用のぴったりとした上着)を着て、右手にヒワをとまらせている。ヒワはキリスト教徒の象徴である。ヒワはアザミの種を食べることから、同じく棘のあるキリストのいばらの冠と結び付けられるのである。幼いジョバンニはまた、首にサンゴなどの飾りのついた金の鎖をかけている。サンゴは当時子供をさまざまな災いから守ると信じられていた。

描写の特徴

ブロンズィーノの肖像画の多くにおいて、像主は現実世界から遠くにいて傲岸不遜な印象を与える表現がとられている。それはコジモの他の子供達の肖像画でも同じである。しかしこのジョバンニの肖像は生き生きとしていて人を惹きつけるような魅力がある。ジョバンニの可愛さは何度も当時の文献において言及されており、そのため特にこのような愛らしさが強調された肖像画が制作されたのであろう。

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基本情報・編集情報

  • 画家アーニョロ・ブロンズィーノ
  • 作品名ジョバンニ・デ・メディチの肖像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1545?年 - 1545?年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ウフィツィ美術館 (イタリア)
  • 種類油絵
  • 高さ58cm
  • 横幅48cm
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