作品概要

天秤を持つ女》は、画家のヨハネス・フェルメールによって描かれた作品。制作年は1662年から1663年で、ナショナル・ギャラリー・オブ・アートに所蔵されている。

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『天秤を持つ女』は、オランダの画家ヨハネス・フェルメールが1662年-1663年頃に描いた絵画。当初『金を量る女』と呼ばれていたが、精密な調査により、女性の天秤には何も乗せられていないことが判明。

この作品のテーマや象徴は意見が異なり、神聖または世俗性の象徴として見られている。この作品の中でフェルメールは、真珠と金がこぼれ落ちる宝石箱がある机の前で空の天秤を持っている若い女性を描いている。前面左には、鏡の下に青い布が掛けられ、そして左の窓には、カーテンに隠れている光がこぼれ、女性の背後には、両手を広げているキリストの絵画『最後の審判』が掛けられている。

モデルと解釈

女性はフェルメールの妻カタリーナ・フェルメールがモデルとされる。ロベルト・ウエルタの著書では、この作品はヴァニタス画として、神聖なまたは正義の真実の描写として、敬虔な瞑想の扶助として、そして均衡の取れた思慮深い人生への扇動としてなど様々な解釈がある。

女性は金目の物を量っているという見方や、彼女自身とキリストを比べているという見方、さらには、ジョン・マイケル・モンティアスによると、胎児の魂を量る象徴として聖母マリアを表現しているという見解もある。彼女自身の財宝を量っていると認識している人々は、「最後の審判」と並列させることで、女性はこの世の財宝よりも天界のそれのほうを重要視しているとした。この見解からだと、壁の鏡は追及の空虚を強調している。

基本情報・編集情報

  • 画家ヨハネス・フェルメール
  • 作品名天秤を持つ女
  • 制作年1662年-1663年
  • 製作国オランダ
  • 所蔵ナショナル・ギャラリー・オブ・アート (アメリカ)
  • 種類カンヴァス・油彩
  • 高さ42.5cm
  • 横幅38cm
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