作品概要

読書する女性》は、画家のジャン=バティスト・カミーユ・コローによって制作された作品。制作年は1869年から1870年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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《読書する女性》は、フランスの画家ジャン=バティスト・カミーユ・コローにより1869年、および1870年に制作された油彩画である。現在、ニューヨークのメトロポリタン美術館に所蔵されている。

描写

自然豊かな風景の中、若い女性が読書をする姿を描いている。遠く離れたところには、ボートのこぎ手であろう男性が見える。

風景画家としての名声を得たコローは、晩年、孤独で哀愁を漂わせる女性の絵画を多く描いた。本作に描かれている女性も読書をしながら物思いに耽っているようで、どこか憂鬱気である。

読書という場面は、他の多くの画家によっても描かれているように、コローも繰り返し描いた主題であった。

評価など

72歳のコローが1869年のサロンに本作を出展すると、批評家のテオフィル・ゴーティエは、その純真さと色使いを賞賛したが、コローの作品に珍しい人物画であることを指摘しつつ、女性のぞんざいな描写を批判した。

コローはこの時期、十年間ほど似たような作品を描いていたが、これはその時期に彼が出展した数少ない作品の1つであった。 コローはサロンに出展した後、すぐにキャンバスに向かって風景を描き換えたが、人物はそのまま残した。

孤独な女性の絵画

コローがこうした孤独な女性の姿を繰り返し描いたことは、彼が一生独身を貫いたことと無関係ではないかもしれない。コローはキャリアの早い段階で、「絵画制作に専念したいので、結婚をする時間はない」ということを書き記している。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  • 作品名読書する女性
  • 制作年1869年-1870年
  • 製作国フランス
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ54.3cm
  • 横幅37.5cm
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