作品概要

青い服の婦人》は、画家のジャン=バティスト・カミーユ・コローによって描かれた作品。制作年は1874年から1874年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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《青い服の婦人》は、コロー晩年の傑作である。本作を描いたとき、彼は78歳だった。死の一年前に制作されたこの肖像画は、まだ神秘的な魅力を失っていない。

肖像画家としてのコロー

コローは、「風景画の王」、「夜明けの詩人」、印象派の先駆けなどと言われる、有名で偉大な風景画家だったが、時おり肖像画も描いた。面白いことに、コローは女性の肖像画ばかり描き、男性の肖像画はほとんど描かれなかった。

コローの肖像画に描かれる女性はみなぼんやりとしており、憂鬱気に見える。結果としてコローの描く女性たちは、内部に隠された力を感じさせはするが、絵の中で静かに硬直している。

描写

《青い服の婦人》に描かれた女性は、スカートをバッスルで広げたドレスという最新のファッションに身を包んでいる(コローは織物商人の息子であり、それを上手く利用していた)。

美しい手には何も着けておらず、左手には閉じた扇子を持っている。最初、コローは黒いレースの手袋を描いたが、悔いなくそれを塗りつぶした。

これは家で着るドレスではなく、パーティや舞踏会のためのドレスである。

モデルについて

コローは著名人の肖像画をほとんど描かなかった。それゆえ自由に描くことができ、モデルを喜ばせる必要もなかった。

《青い服の婦人》のモデルはエマ・ドービニーである。画家シャルル・フランソワ・ドービニーの娘であった彼女はプロのモデルであり、ドガの作品で頻繁に描かれた。コローもこの作品より前に、《ディアナの水浴》においてエマを描いている。

基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  • 作品名青い服の婦人
  • 制作年1874年-1874年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ80cm
  • 横幅50.5cm
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