作品概要

朝、ニンフの踊り》は、画家のジャン=バティスト・カミーユ・コローによって描かれた作品。制作年は1850年から1850年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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叙情的風景画

《朝、ニンフの踊り》は、「歴史的」絵画から、自然が深い雰囲気を醸し出す「叙情的な」風景画へと移行するという、コローのキャリアの転換期を表す作品である。しかし本作は、彼が親しかったバルビゾン派の画家のような 「純粋な」風景画とまではいかない。

コローのこの作品は、神話的主題を保っており、さらに「自然にちなんだ」習作と、アトリエで制作する絵画との明確な区別において、伝統の痕跡を残している。1857年、コローはミレーの農民を描いた絵画について、「それは私にとっては当惑的な新しい世界である。私は古い世界に結びつき過ぎている」と告白している。

オペラから得た幻想

本作は、2つの異なるシーンの「コラージュ」の結果である。この絵は1851年のサロンでバッカス祭として発表されたにもかかわらず、ダンスしている人々はオペラの場面から得た画家の幻想を元にした可能性がある。さらに、木の背景は舞台幕に似ており、全体のシーンにバレエの雰囲気を添えている。

自然の描写

この風景のために、コローは20年前にローマのファルネーゼ宮殿の庭で制作した絵画の鏡像を作った。コローの後期作品に特有な柔らかくぼんやりとした葉は、描かれた人物ではなく、自然の要素に対する画家の関心を証明している。これは、19世紀の絵画の発展におけるコローの重要性を示す重要な側面である。彼は田舎の景観から一歩を踏み出すことで、未来の印象派画家たちの作品の先駆けとなった。

基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  • 作品名朝、ニンフの踊り
  • 制作年1850年-1850年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ98cm
  • 横幅131cm
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