作品概要

真珠の女》は、画家のジャン=バティスト・カミーユ・コローによって制作された作品。制作年は1868年から1870年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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これは、コローが独自に描いた《モナリザ》である。かつては、女性の額に見える葉が真珠だと考えられていた。モデルのベルト・ゴルトシュミットは、コローが海外旅行から持ち帰ったイタリアのドレスを着ている。

フェルメールとの類似点

はっきりと説明されていない画題は、フェルメールの描いた若い女性の肖像画である《真珠の首飾りの少女》を模倣しているようである。モデル、同じ視線、衣装についても同様の謎がある。フェルメール作品の青と黄色のターバンは「トルコ風」として描かれる一方で、コローはイタリアやギリシャの農民の衣装からインスピレーションを受けている。

フェルメールの作品ではすぐにわかる真珠だが、ここではそれは女性の額の上部を覆っている透明なヴェールの一部に見える暗い色の装飾品である。

モナリザとの類似点

モデルの女性は、額は部分的に隠され、腕をクロスさせて手には何も持たずに座っている。これはダ・ヴィンチの《モナリザ》との共通点であり、背景の風景を覗き、すぐに意識に飛び込んで来る。しかし、髪型、楕円形の顔、衣装や色使いは、ラファエロのそれを連想させるものがある。

コローが意図したものは、私たちにはもはやわからない。モナリザは、19世紀初頭までほとんど人々の関心を得なかったこと、そして現在築き上げられた神話の根底にある関心は、1830年頃のロマン主義運動とともに現れたという事実を無視することはできないだろう。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  • 作品名真珠の女
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1868年 - 1870年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ70cm
  • 横幅55cm
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