作品概要

アリアドネーに扮したハミルトン嬢》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1790年から1790年で、個人蔵に所蔵されている。

詳細な画像を見る

舞台パフォーマンスで知られた人物

エマ・ハミルトンはイギリス生まれの絵画モデル、舞踏家。この作品で、彼女はギリシャ神話の女神アリアドネーに扮している。この官能的な肖像画は、エマの夫ウィリアム・ハミルトンからの依頼で製作されたもので、後に愛人のホレーショ・ネルソンが買い取った。背景の海に浮かぶ船は、愛人のネルソン提督を暗示しているのではないかという見方もある。

エマは鍛冶屋の娘として生まれたが、その美貌を生かしてのし上がり、最終的には外交官の夫を得て、当時最も有名だった人物の1人であるホレーショ・ネルソン提督の愛人となった。エマを特に有名にしたのは、ナポリ滞在中に自らが考案した「アティテュード」というパフォーマンスである。ポージング、舞踏、演劇を組み合わせたもので、古典美術や古典文学をモチーフにしていた。彼女の舞台は人気となり、ドイツの文豪ゲーテもナポリを訪れた際に鑑賞したという。

ナポリ滞在中の作品

作者のヴィジェ=ルブランは、マリー・アントワネットの肖像画家として活躍し、18世紀で最も成功した女性画家の1人。フランス革命によってフランス出国を余儀なくされたヴィジェ=ルブランは、娘とともにイタリアへ亡命した。エマ・ハミルトンとはナポリ滞在中に出会っている。

エマはヴィジェ=ルブランがモデルとする以前からすでに、肖像画家ジョージ・ロムニーのミューズとなっていた。ロムニーはエマの肖像画を60点以上描いている。一方、ヴィジェ=ルブランは、社交界を生き抜く彼女のしたたかさを称賛しつつも、知性のなさを陰で嘲笑していたようである。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名アリアドネーに扮したハミルトン嬢
  • 分類絵画
  • 制作年1790年-1790年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵個人蔵 (不明)
  • 種類油彩
  • 高さ134.9cm
  • 横幅158.1cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • アリアドネーに扮したハミルトン嬢の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。