作品概要

アナ・ストロガノフ伯爵夫人と息子》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1795?年から1801?年で、エルミタージュ美術館に所蔵されている。

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ロシアでの亡命生活

フランスの肖像画家ヴィジェ=ルブラン(1755-1842)が亡命生活中のロシアで描いたと思われる作品。モデルのアナ・ストロガノフ伯爵夫人(1765-1824)と息子のセルゲイ(1794-1882)は、ロシアのストロガノフ伯爵家の貴族。セルゲイはのちにモスクワ総督、モスクワ芸術産業大学の創設者となった。

ヴィジェ=ルブランはマリー・アントワネットの肖像画家として、フランス王家と近い関係にあった。そのため、フランス革命が起こると、自身の身に危険が及ぶことを恐れ、娘のジュリーを連れて国外へ逃れた。イタリア、オーストリアで生活したのち、ロシアはフランスに戻る前の最後で最長の滞在先となった。

フランスでの経験と実績があったため、ヴィジェ=ルブランは亡命先でも王族や貴族などの顧客に困ることはなかった。この作品のストロガノフ伯爵夫人とその夫のストロガノフ伯爵も、彼女の友人でありパトロンであった。なお、ヴィジェ=ルブランの娘ジュリーは、このロシア滞在中の1799年にロシアの貴族と結婚している。

ロシアの名家

ストロガノフ家の起源は14世紀にまで遡り、ロシアの歴史を通して政治と文化に大きな影響力を持っていた一族である。16世紀にイヴァン4世の治世下で製塩所を開き、事業を拡大させると、シベリアにまで領地を拡大した。18世紀にストロガノフ家は繁栄の頂点に達した。

1733年に生まれたアレクサンドル・セルゲーエヴィチ・ストロガノフは高等教育を受け、芸術にも造詣が深かった。アレクサンドルはロシア帝国美術アカデミーの会長に任命され、ヴィジェ=ルブランを会員に選出している。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名アナ・ストロガノフ伯爵夫人と息子
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1795?年 - 1801?年
  • 製作国ロシア
  • 所蔵エルミタージュ美術館 (ロシア)
  • 種類油彩
  • 高さ90.5cm
  • 横幅73cm
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