作品概要

カロリーヌ・ボナパルトと娘レティツィア》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって描かれた作品。制作年は1807年から1807年で、ヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されている。

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ナポレオンの妹

作者のヴィジェ=ルブランは、マリー・アントワネットの肖像画家であったことから、フランス革命中は身の安全のため国外に退避していた。1804年、反革命者リストから名前が外れ、ついにフランスに帰国することができた。この絵は1807年にナポレオンの命によって描かれた、ナポレオンの3番目の妹カロリーヌ・ボナパルトとその娘のレティツィアの肖像画。

ナポレオンはチュイルリー宮殿に王女たちのギャラリーを作ろうと考えていた。宮廷画家のフランソワ・ジェラールが多忙だったため、ルーヴル美術館の初代館長のドミニク・ヴィヴァンが別の画家の選任を行った。ヴィジェ=ルブランはマリー・アントワネットらブルボン家とのこれまでのつながりが不安視されたものの、肖像画家に抜擢された。

画家との緊張関係

作品の制作中、ヴィジェ=ルブランとカロリーヌ・ボナパルトとの間には一種の緊張関係があったようだ。カロリーヌはポーズを取るのに時間をかけたり、何度も絵を修正するよう要求したりしたという。彼女とその夫ジョアシャン・ミュラは豪華絢爛なものを好んだようで、それはこの作品の彼女の服装にも見て取ることができる。

カロリーヌ・ボナパルトは1782年、コルシカ島で生まれた。兄のナポレオンがクーデターを起こした翌年の1800年に軍人のジョアシャン・ミュラと結婚。2男2女をもうけた。1808年に夫がナポリ国王となったことにより、ナポリ王妃となった。夫とは次第に対立するようになり、戦いに負けた夫は1815年に処刑された。晩年は没落し、1839年フィレンツェで没した。娘レティツィアは彼女の2番目の子供で、1802年生まれ。

基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名カロリーヌ・ボナパルトと娘レティツィア
  • 制作年1807年-1807年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ヴェルサイユ宮殿美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ216.5cm
  • 横幅143.5cm
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