作品概要

ポーランド王、スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキ》は、画家のエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランによって制作された作品。制作年は1797年から1797年で、ヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されている。

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最後のポーランド国王

スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキ(1732-1798)は、最後のポーランド国王であり、リトアニア大公だった人物。ロシアの女帝エカチェリーナ2世の愛人だったこともある。

ポニャトフスキはスタニスワフ2世の名のもとに、1764年から1795年までの間、ポーランド国王として君臨した。彼は在位中、国の繁栄に努めたものの、ロシアやプロイセンなどから侵攻され、最終的に王国は分割され消滅した。国王は王位を追われ、サンクトペテルブルクで軟禁生活を送ることとなった。

画家との短い友情

1797年にサンクトペテルブルクにやってきたポニャトフスキは、ヴィジェ=ルブランのアトリエに足を運んだ。ヴィジェ=ルブランはフランス革命による身の危険から逃れるために、イタリア、オーストリアを経てロシアに滞在中だった。フランス好きで美術愛好家だったポニャトフスキは彼女と仲良くなり、肖像画を製作する運びとなった。

この肖像画では、ポニャトフスキは今も国王であるかのように、毛皮で縁取られた赤いベルベットのマントにポーランドの白鷲勲章を身に着けている。豪華な衣装と威厳のある表情に、元ポーランド王の風格が感じられる。また、この作品では、ベルベット、毛皮、モアレ(波紋)の光沢、薄いローン生地の素材感を描き分ける、画家の巧みな技術を見ることができる。

彼らが出会って1年もしないうちに、ポニャトフスキは死去した。この肖像画に愛着のあったヴィジェ=ルブランはこの作品を1802年のパリのサロンで発表し、その後は生涯手元に置いておいたという。

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基本情報・編集情報

  • 画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
  • 作品名ポーランド王、スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1797年 - 1797年
  • 製作国ロシア
  • 所蔵ヴェルサイユ宮殿美術館 (フランス)
  • 種類油彩
  • 高さ98.7cm
  • 横幅78cm
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